ターンの弾き方と練習方法について
ピアノを演奏していると、
譜面にS字を横にしたフックのような記号と出くわすことがあります。
これってどうやって弾けばいいの？
と手が止まってしまう方も数多くいることでしょう。
この記号はターンと言います。
たった一つの記号ですが、
複数の音譜を素早く弾かなくてはならないので
なかなか手ごわい記号です。
今回は、ターンについてご紹介します。
ターンの意味を正確に覚える
記号がついた音を中心に
一つ上の音と一つ下の音を使って回るようにして演奏します。
例えば、ドにターンの記号がついていた時は次のように演奏しましょう。
ド→レ→ド→シ→ドといった具合です。
ドで始まり、ドで終わります。
また、レ→ド→シ→ドと弾く場合もあるのでこちらも覚えておきましょう。
記号を見た瞬間にワンセットで弾く
記号を見たときにどう弾けばよいのか迷っているようでは
ターンは演奏できません。
何しろ1つの記号で複数の音譜を弾かなければならないからです。
反射的にワンセットで指が動くまで練習しましょう。
ドのターンを見たらド→レ→ド→シ→ドと順を追っていくのでなく
瞬時にこの一連の流れを高速で弾いてみるようにするのです。
普段から高速で弾けるようにしておけば楽譜に出てきたときも
慌てずに対処できるようになるはずです。
以上、ターンの練習方法についてご紹介致しました。
ターンは装飾音の中でも初心者にとっては躓きやすい記号かもしれません。
ですが、曲にとっては演奏を彩る上では必要不可欠な要素です。
気軽に演奏できるようになればターンが出てくると逆に楽しくなってきます。
まずはゆっくりでもいいので譜面に出てきたターンを
着実に練習していくことをおすすめします。
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